ファインビジョンとは
ファインビジョン(FINE VISION)は、PhysIOL社(ベルギー)から2011年に発売された、従来の多焦点眼内レンズの特性(遠くと近くの2焦点)に加え、と中間距離にもピントが合う3焦点眼内レンズです。 このレンズは、近くと遠く、中間距離と遠くの2種類の2重焦点レンズを組み合わせた二重構造になっているため、近く、中間、遠くのにピントが合うレンズです。
材質は親水性アクリル、ブルーライトと紫外線をカットする着色レンズになっています。 眼内レンズは、通常は焦点を増やすほど、コントラストの感度は低下しますが、ファインビジョンはエネルギーの消費が従来の2焦点レンズより少なく、中間距離の視力も良好です。 またアポダイズド構造がもたらすグレア、ハローがかなり軽減されるのが優れているところです。 角膜乱視のある方も、乱視矯正用のレンズが豊富にありますので多焦点眼内レンズの適応が拡大されます。とても満足度の高いレンズです。
ファインビジョンの特徴
- 「近く」「中間」「遠く」の3箇所にピントが合い、2焦点眼内レンズよりも中間が見やすく、ナチュラルな見え方
- 2焦点レンズで問題であったグレア、ハローが少ない
- 2焦点レンズよりも眼鏡の必要性が少ない
- 乱視があっても矯正可能