屈折異常(近視・遠視・乱視)

屈折に異常がある~近視・遠視・乱視~

屈折に異常がある~近視・遠視・乱視~外から目に入った光は、カメラでいう“レンズ”にあたる角膜と水晶体によって屈折し、“フィルム”にあたる網膜に像として映し出されます。さらにその信号を視神経が脳に伝達することで、私たちはものを見て、認識することができます。
このときの屈折のバランスが崩れ、網膜の上で正常に像が結ばれない(ピントが合わない)状態を、屈折異常と呼びます。
屈折異常は、近視、遠視、乱視に分けられます。

近視

近視とは、眼球が大きいまたは眼軸長(角膜から網膜までの長さ)が長いために、焦点が網膜より前方で合ってしまう状態です。
遠くのものは見にくい一方で、近くのものはしっかり見えます。

近視抑制治療

一度長くなってしまった眼軸長は、元に戻ることはありません。
そのため、眼軸長の伸びを抑える「近視抑制治療」に早期から取り組むことが有効です。

マイオピン

眼軸長の伸びを抑え、近視の進行を抑える点眼薬です。
1日1回の点眼のみで、近視の進行を60~70%程度抑制することができます。
対象となるのは、軽度~中等度の近視がある6~12歳のお子様です。12歳以降も、治療を継続することができます。

近視の矯正方法

近視の矯正方法としてよく知られているのが、眼鏡やコンタクトレンズの装用です。
近年は、オルソケラトロジーという矯正方法も注目されており、当院でも積極的に取り組んでいます。

眼鏡やコンタクトレンズ

眼鏡、コンタクトレンズの装用にて視力を矯正します。眼鏡はお手入れが簡単で、眼の状態(乾燥など)にかかわらず装用が可能です。コンタクトレンズは視野が広く、スポーツなどの邪魔になりません。
患者様のご希望やライフスタイルに応じて、使い分けます。当院では、コンタクトレンズの処方も行っております。

オルソケラトロジー

就寝中にオルソケラトロジー(OKレンズ)を装用することで角膜のカーブを平坦化し、起床後に外しても、1日中かそれに近い時間、視力を回復させることができる近視・乱視の矯正方法です。
通常、装用開始より数日から1週間程度で効果が現れ、3ヵ月目までに90%前後の患者様が目標としていた視力へと回復します。

近視の治療

近視を根本的に治療する方法としては、レーシック手術、ICL手術(眼内コンタクトレンズ)、多焦点眼内レンズなどがあります。

レーシック手術

エキシマレーザーというレーザーを用いて角膜を削り、屈折異常を矯正します。
眼鏡、コンタクトレンズに代わる視力矯正方法として普及が進み、国内でも一般的なものとなってきました。
当院では、充実の手術環境の中で、3,000件以上のレーシック手術を行ってきた院長が執刀しております。

ICL手術(眼内コンタクトレンズ)

人工レンズを虹彩と水晶体のあいだに固定することで屈折異常を矯正します。
人工レンズは、再手術によって取り外し・交換が可能です。
レーシック手術には抵抗があるという方、角膜が薄く難しいという方におすすめです。

執刀担当の院長は、ICLエキスパートインストラクターに任命され、豊富な手術経験があります。

多焦点眼内レンズ

水晶体を取り出し、近距離から遠距離まで、ピントを合わせやすいレンズを固定します。
一般的には白内障の治療として行われますが、白内障でない方も適応となります。近視や遠視、乱視を同時に治すことができます。

遠視

屈折の異常によって、網膜より後方で焦点が合ってしまう状態です。
新生児は一般に眼軸長が短く遠視気味です。その後眼球が適切に成長せず、屈折異常が残ると、遠視になります。

遠視の矯正方法

遠視の矯正方法としてよく知られているのが、眼鏡やコンタクトレンズの装用です。

眼鏡やコンタクトレンズ

眼鏡やコンタクトレンズの装用にて視力を矯正します。眼鏡はお手入れが簡単であり、眼の状態(乾燥など)にかかわらず装用することができます。一方でコンタクトレンズは視野が広く、スポーツ時の装用などに適しています。
患者様のご希望やライフスタイルに応じて使い分けることが大切です。当院では、コンタクトレンズの処方も行っております。

遠視の治療

遠視の根本的治療には、レーシック手術、ICL手術(眼内コンタクトレンズ)、多焦点眼内レンズ、白内障手術などがあります。

レーシック手術

エキシマレーザーによって、角膜表面を約100μめくって角膜を削り、屈折異常を矯正します。
レーシック手術は、眼鏡、コンタクトレンズに代わる視力矯正方法として普及が進み、国内でも一般的なものとなってきました。
当院では、充実の手術環境の中で、3,000件以上のレーシック手術を2000年から行ってきました。最近は、手術を受けられた方のお子さんたちも手術を受けに来院されています。

ICL手術(眼内コンタクトレンズ)

人工レンズを虹彩と水晶体のあいだに固定し、屈折異常を矯正します。
人工レンズは、再手術によって取り外しや交換をすることができますが、滅多に行うことはありません。当院では2005年から取り組んでいます。
レーシック手術には抵抗があるという方、角膜が薄く難しいという方におすすめです。エキスパートインストラクターに任命された院長が執刀します。

多焦点眼内レンズ

水晶体を取り出し、近距離と遠距離の両方にピントを合わせやすいレンズを固定します。
多焦点眼内レンズは一般的には白内障の治療に使用されますが、白内障でない方も適応となります。近視や遠視、乱視を同時に治すことができます。

白内障手術

濁った水晶体を取り出し、眼内レンズを挿入します。同時に遠視も治すことが可能です。

乱視

1点に焦点が合わず、ものが二重に見えてしまう屈折異常です。
角膜のひずみを原因とする正乱視と、角膜の表面の不規則な形状を原因とする不正乱視があります。
また乱視は、近視や遠視と併発することがあります。

乱視の矯正方法・治療

乱視は、眼鏡やコンタクトレンズ、オルソケラトロジーによる矯正が可能です。また各種手術も行っています。
白内障手術後に生じた乱視はLRI(角膜輪部減張切開術)を保険治療で行っています。

眼鏡やコンタクトレンズ

乱視のうち多くを占める正乱視の場合は、円柱レンズを用いた眼鏡・コンタクトレンズを装用します。
一方で不正乱視の場合は、眼鏡での矯正が難しく、一般にコンタクトレンズ(ハードコンタクトレンズ)を装用します。

オルソケラトロジー

就寝中にオルソケラトロジー(OKレンズ)を装用し、角膜のカーブを平坦化します。起床後にレンズを取り外してもその形状は1日中かそれに近い時間維持され、視力が回復します。
通常、装用開始より数日から1週間程度で効果が現れ、3ヵ月目までに90%前後の患者様が目標としていた視力へと回復します。

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