全てのレンズは紫外線カット入りです。 小さな傷口で手術ができる折たたみ式眼内レンズを主に使用しております。更に、2002年3月から遠近両用の折りたたみ式遠近両用多焦点眼内レンズが認可され、若年者から高齢者にもメリットがある老眼鏡を使わない快適な視力を提供できるようになりました。(術前検査を行ってから適応のある方にお勧めしています) 2007年より自費治療に変わり、先進医療として行っていましたが、2020年3月でこの制度は終了し、2020年4月から選定療養が始まっています。当院の方針としては、若年性の白内障、外傷性の白内障など、老化に伴わない白内障の方には、多焦点レンズやモノビジョンを薦めています。「Restor」、「TECNIS」、「シンフォニー」、「isii」、「Pan Optix」の遠近両用多焦点眼内レンズは、選定療養となり、以前より安価になりました。(片目20万円〜+白内障手術、保険負担分)。
自費治療:片眼 50〜58万円、両眼 100〜116万円(手術費用・眼内レンズ費用・手術薬剤を含む)、乱視治療は従来5千円かかっておりましたが、同時に行う乱視手術は、2012年4月より無料にしました。 術後度数補正や乱視矯正のためのレーシックは片眼 7万円、両眼 12万円(※当院で白内障手術を受けられた方は、片眼 1万円引きとなります)で、より満足度の高い手術結果と良質で快適な視生活を提供したいと思っております。
2013年8月より、さらに屈折誤差が少なく乱視度数もオーダーできる 「レンティスMプラス」遠近両用多焦点眼内レンズ手術を開始しました。 「レンティスMプラス」は分節型で、ハロー・ グレアなどのにじみが少ないと評価されています。こちらは、欧米で高く評価されていますが、国内未承認の為、選定療養は使えません。自費手術になります。
2016年10月より導入しました。 白内障手術は、どんどん進化しています。 最新の多焦点レンズとして、世界中で注目されているベルギー製の3焦点(トリフォーカル)眼内レンズ手術を受けて頂くことができます。従来の多焦点は遠方と近方に焦点が合いますが、更に中間も見えることで、もっと自然な見え方を手に入れることが可能になりました。レンズは親水性アクリルで、紫外線カット入りです。従来の2焦点のエナジーロスは19%ですが、この3焦点レンズは、14%と少なく良好なコントラストです。両眼に挿入することで、より良い視力を手に入れる事ができます(自費手術)。
2017年6月より導入しました。 回折型多焦点眼内レンズ、シンフォニーは術後の眩しさが少なく焦点深度が深く中間もそこそこ見える(EDOF)レンズです(選定療養)。 近方はやや弱いので、老眼鏡がいるため、もう片方の眼には近方度数の強いZMBやZMLを薦めます。
多焦点眼内レンズは通常、遠方と近方の裸眼視力を出すレンズですが、近年、トリフォーカル(遠方、中間、近方)やプログレッシブ(遠方から近方までずっと見える)レンズが登場し、更に自然な裸眼視力を提供できるようになりました(自費手術) 資料 MINI WELL READY
今までに白内障手術を受けられた方へ 既に手術が終わられた患者様で遠くも近くも見える多焦点眼内レンズをご希望の場合、2次挿入術が可能になりました。IstQ社製レンズ(ドイツ)で、日帰り手術を行っております(自費手術)。
当院では入院は不要です。手術後10〜15分で帰宅できます。 手術が終わったら翌日から眼帯なしで普段の生活に。 (洗顔、洗髪、化粧は通常7日目から可能。念のため医師の許可が必要です。) 翌日の診療後は車の運転もできます。(手術後、片眼とのバランスを確認してください)